排斥について考える

排斥や断絶された後に家族関係について考える。復帰すべきか否か #13

2018年11月16日。第13回の勉強会も無事に終わりました!

今回の記事では、以前に書き溜めていたものを公開しようと思います。

勉強会の内容とはあまり関係ないですが参考になれば嬉しいです。

排斥や断絶された後の家族関係

排斥や断絶にあうと、エホバの証人の場合は基本的に家族から無視されたり放置されるようになります。

それはエホバの証人の教理の中に「排斥や断絶された人とは話してはいけない。交流を持ってもいけない」という謎ルールがあるからです。

なので家族がエホバの証人の信者である場合、排斥や断絶されるとそれは同時に「家族から見放される」ことを意味します。

今日はこの謎ルールとの付き合い方について探ってみようと思います。

エホバの証人とはいえ、相手は唯一無二の『家族』です。仲良くできるに越したことはありません。

そもそも、本当に関わる価値があるのか?

そもそも関わる価値があるのか、仲良くする価値があるのか、これをハッキリさせることが最初のステップだと思います。

関わってデメリットしかない両親や肉の兄弟姉妹の場合、別に彼らとは無理して関わる必要はないでしょうね・・

そもそも人として不親切、そもそも関わりたくないなど、自分の家族と関わる価値を見出せない場合は「排斥や断絶」は単純に距離をおくための「良いキッカケ」だったと言えるでしょう。

しかしながら注意点として、関わるメリットを考えるときは『今』だけでなく『将来』についても検討する必要があります。

つまり、ある程度若くて健康な『今』は確かに自分の家族と関わる意味や必要性はないかもしれませんが『将来』についてはどうでしょうか?

ひょっとしたら、ご両親の体が不自由になってご両親に介護が必要になるかもしれません。あるいは、自分の体が不自由になって親の助けが必要になるかもしれません。

仮に自分が交通事故にあった時に頼れる相手がエホバの証人の家族しかいない場合、排斥や断絶は致命的です。

以上のように、将来のことや自分の必要も含めて家族との関わりをどうするかを考えることが大切だと思います。

エホバの証人の家族と仲良くするメリットの方が大きいのであれば(形だけでも)エホバの証人の組織に復帰することは賢明かもしれませんね。

復帰することを考える

先述の通り、エホバの証人の家族との関係を修復する手っ取り早い方法は、組織に復帰してしまうことです。

エホバの証人の組織に復帰してしまえば、また以前のように家族と話すことができますし、ひょっとしたら以前よりも大切にされるかもしれません。

しかしながら、復帰のためには大きな問題が1つあります。

それは、復帰するためには相当な労力が必要だということです。

復帰するために交わる会衆にもよると思いますが普通は2,3年くらいかかるのではないでしょうか(会衆選びを間違えると一生かかっても復帰できないでしょう)。

しかも、復帰するためには行きたくもない集会に定期的に参加する必要があるでしょうし、別に興味もない長老たちとも仲良くなる必要があります。

つまり、排斥や断絶された状態から復帰するためにはそれなりに「コスト、時間や労力」がかかるわけです。考えられるコストをリストアップしておきます。

  • 長老団や巡回監督に良い印象を与えるコスト
  • そのために「ピエロを演じ続ける」コスト
  • さほど楽しくもない集会に交わり続けるコスト
  • 会衆にもよるが無視され続ける心理的コスト
  • 価値観や世界観がエホバの証人風に染まるコスト

排斥や断絶された状態から「復帰」にふさわしいかどうかを最終的に決定するのは会衆の長老団たち(そして巡回監督)です。

ですから、復帰するために一番求められる労力、それは長老団たちや巡回監督に良い印象を与えること、彼らとの信頼関係を築くこと、彼らと仲良くなることです。

他にも上記に挙げたようなコストがあります。果たして、家族とヨリを戻すことから得られるリターンと比べてそれらのコストは割に合うでしょうか。

復帰が現実的ではない場合

「やっぱり復帰なんて面倒だ!」「集会に行く時間があったら仕事や勉強がしたい!」という場合も多いと思います。つまり、復帰する選択肢を選びたくない場合です。

復帰が現実的ではない場合、排斥や断絶の状態にあるあなたが信者の家族と仲良くできるかどうかは「相手次第」となります。つまり、運です。

信者の家族があまりエホバの証人の組織のルールに熱心でない場合(ゆるい場合)、あなたはきっと今まで通り信者の家族との交流を楽しむことができるでしょうね。程度はまちまちでしょうが。

幸運な場合であれば、(本当は禁止されているのですが)実家に帰れば、ご両親はあなたを快く迎え入れてくれるでしょうし、あなたのために美味しい料理をご馳走してくれるかもしれません。

なんて素晴らしいご両親なんでしょう。

しかし一方で、家族がエホバの証人の組織のルールに熱心である場合(組織に懸命に従おうとしている場合)、残念ながら、あなたは自分の家族を失ったも同然です。

信者の家族の心はあなたに対して大きなバリアを張っています。絶対に踏み込ませないようにと堅く決心しているでしょう。なにせ、それが「神のご意志」なのですから。

この場合は残念ながら、こちら側にできる事は少ないのではないかと思います。

結論として

あなたが排斥や断絶の状態にあり、かつあなたの家族が非常に熱心なエホバの証人であり、かつあなたが家族との関係を取り戻したいと強く願う場合、あなたが選択できる唯一の道は「復帰」することだと思います。

あなたが排斥や断絶の状態にあり、かつあなたの家族が不真面目なエホバの証人である場合、あなたは比較的簡単に今まで通り家族との関係を楽しむことができるでしょう(程度に差はあるでしょうが)。

あなたが排斥や断絶の状態にあり、かつあなたの家族が熱心なエホバの証人である、しかしあなたが膨大な労力をかけてまで家族との関係回復を望んでいない場合、頼みの綱は「時間と運」しかありません。

運が良ければ家族との関係を回復できるでしょうし、運が悪ければ家族との関係は消えたままだと思います。

まぁ、この記事を書いていて思った事ですが、一番手っ取り早いのは「サクッと復帰」してしまうことかもしれませんね。

「サクッと復帰」する方法についてはこれからじっくりと考えて行こうと思います。

例えば、簡単に復帰させてくれる長老たちの会衆に交わることが考えられると思います。近くにそのような会衆が見つかればですが・・。